ローカルビジネス、地域活性化に興味がある人なら、一度はその名を耳にしたことがあるはず。
岡山県北東部にある西粟倉村は人口1500人に満たない小さな村です。
そんな小さな山奥の村では、「上質な田舎」をテーマに、地域に保存されてきた資源を活用し、見事な循環型経済の仕組みを確立させつつあります。
その中でも面白いのが「西粟倉村でゆっくり育った 森のうなぎ」です。
森でうなぎ?なんかもうすでに面白そうじゃないですか!
なぜ、うなぎなのか?
最近、うなぎについては何かと話題になていますね。
人間の生活によってうなぎの絶滅が示唆されるなんて思ってもみませんでしたね。
森のうなぎのホームページから少し引用。
うなぎは川の小魚や虫などを食べる肉食の生きものです。実は、水中の食物連鎖では頂点にいるのです。多くのうなぎが生息する川は、えさがたくさんある豊かな川だといえます。
川がその状態を保つには、川の生きものへ栄養を供給できる豊かな森が必要不可欠です。「うなぎがどれくらいいるか」で、川や森の豊かさが測れるといっても過言ではありません。うなぎは、生態系や日本の自然を考える上でとても重要な存在です。
なるほどぉ。
川の生態系におけるうなぎの存在価値を再確認し、自然の豊かさの「物差し」にしています。
人間の手で壊してしまった自然の生態系を、人間の手で再構築するための取り組みとして「うなぎ」という選択をしたわけですね。
うなぎを起点にした自然資本の循環型経済
うなぎの育てるためには、水温を25〜30℃に保つ必要があるそうです。
結構あったかいところが好きなんですね!知りませんでした!
そのためには、ボイラーで水を温める必要がありますが、そこで注目されたのが木質バイオマスです。
林業や製材業で大量にでる木くずを燃料にしているんです。
木くずは、いわばゴミですから、原価ゼロですよ!
森林が村の面積の95%を占めるという強みを活かしてますね。
田舎の強みは何と言っても山や川、海といった自然資本ですから、使わない手はないんですよ。
うなぎを起点にした自然資本の循環の全体像がホームページに示されています。
この循環の全体図をみただけでワクワクしちゃいますね!
それぞれのつながりの説明も載っているのでぜひ見てもらいたいですが、驚くのはうなぎを起点に林業と農業を循環の中に組み込んでいるということですね!
うなぎの飼育で汚れた水は砂を使った「ろ過槽」を通して浄化するわけですが、その浄化された水は作物にいい影響を与えるんだとか。
もちろん、生計を立てる規模の農家の耕作地全てを賄う水量ではないとは思いますが、試みとしては面白いですよね。
これからこの循環がどこまで加速していくか、見ていてとても楽しみです。
森のうなぎが食べたい!
こうなってくると、やはり気になるのはうなぎのお味!
ぜひ食べて見たいものです。
オンラインストアで!
森のうなぎのホームページからもオンラインストアに飛べます。オンラインストアはこちら。
ふるさと納税で!
西粟倉村へのふるさと納税の返礼品としても登録されています。
こちらもホームページから飛べます。うなぎ以外の返礼品もあるのでこちら
からチェックして見てください。
クラウドファンディングまで!
相変わらず西粟倉は面白いことやりおるなあ。
ひとつのことが動き出せば、連鎖的に面白い人集まるんだよなあ。
というわけでサクッと支援。魚も川ガキもいない、そんな川いやだ! 西粟倉村が川の再生モデルになってみせる! https://t.co/b99EBxQLQD #Makuake @makuake_caさんから
— 梅田将成@山口県阿武町🍉ブログ開始! (@crfmuc0nd) 2018年6月28日
西粟倉村がさらなる自然資本の確立に向けて取り組んでいこうとしているのが「川の復活」。
うなぎを自然の物差しにするくらいなんで、この流れは必然といえば必然。
こちらの支援の返礼品のなかに森のうなぎがあるので、プロジェクトを応援したい方はぜひチェックして見てください!
[…] その返礼品として、西粟倉村で育てられている「森のうなぎ」が先日届きました。 […]