雄花と雌花を見分けろ!今日のすいか栽培「授粉編」

今日のすいか「授粉」

今日はスイカの授粉の紹介。これをやらないとそもそもスイカの実になりませんから、だいじだいじ。

受粉?授粉?

「受粉」とは「めしべにおしべの花粉が付着すること」を言います。人間の手であろうと、虫によるものだろうと、めしべにおしべの花粉が付くことは全て「受粉」です。めしべを主体とした表現とも言えますね。

人間を主体とし、「めしべにおしべの花粉を付着させる行為」とした場合は、「授ける」という意味で「授粉」と書くわけです。

朝一番

授粉は時間を限定される作業です。なぜなら…

おしべの花粉の寿命は開花からおよそ4〜5時間だから。

天気や気温にも左右されますが、早い日だと6時30分ごろには開花します。ここから一気に作業に入らなければなりません。

どの花に授粉するのか

スイカは全ての葉っぱの付け根から蔓(孫蔓)と雄花が出てきます。孫蔓についてはこちらの記事も。

今日のすいか「孫とり」今日のすいか栽培「孫とり編」

しかし、葉っぱを数えて5〜7節に一度、雄花ではなく、子房をもった雌花がつきます。問題は、「何回目の雌花に授粉するか」といことです。

僕たち福賀のすいか生産者は、「20節以上の雌花に授粉」という取り決めをしています。これは、蔓の成長の度合いと、すいかの実を成長させるために必要な葉っぱの枚数を長年研究してきた上でのルールです。師匠に感謝です。

仮に全て5節に1回の周期で雌花が来るとしたら、4回目の雌花に授粉ということになりますね。

 

もう一つ大事なのが、「その日に咲いた雌花」でなければならないということ。雄花の花粉の寿命も短いですが、雌花サイドの受付時間も長くはないのです。朝一番に花を見て、今日咲いた花か昨日咲いた花かを見分けなければなりません。

花の見分け方

これが前日に咲いていた雄花です。花弁が端っこから握り込まれるように縮れていますね。閉じかけている証拠です。

スイカの授粉

そしてこれが今日咲いた雄花。はっきりと違いがわかります。

スイカの雄花

雌花もほぼ同様の見分け方で判別できます。(上:昨日の雌花 下:今日の雌花)

スイカの授粉

スイカの雌花

 

いざ授粉!

今日咲いた雄花を摘み取り…

スイカの授粉

花弁を開いておしべを出し、今日咲いた雌花のめしべに花粉を付けます。指が汚くてごめんさない!

スイカの授粉

これでOK!花粉がちゃんと付着したのがわかりますね!

雌花は1日で全て咲き揃うわけではありません。およそ5日間かけて毎朝授粉作業に入ります。

 

 

あとは「受粉」が成功したかどうかを数日間かけて見守ります。この間は温度・湿度管理が重要です。極度の高温多湿はせっかく花粉をつけためしべの表面を焼いてしまうことがあるので、注意が必要です!気温が15℃を下回らない限りは換気をして常温管理を心がけましょう。玉が鶏の卵くらいの大きさになればもう安心。

そして、摘果作業へと続いていくわけです。その記事はまた今度。

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