夏は家庭菜園が盛り上がる季節ですね。
我が家でも家庭菜園やってます。
前にも書きましたが、僕は家庭菜園が嫌いなわけではありません。
生計を立てる農業とは全くの別物として考えているだけです。
嫌いどころか、むしろオススメしたいくらいです。
田舎で暮らすなら家庭菜園やりたいよね!農家が教える家庭菜園の魅力4つ!その中でも、特におすすめしたいのが、トマトなんですな。
今回は家庭菜園でトマトをオススメする理由をご紹介。
商品を作るトマト農家さんとは全く違うマインドなので誤解のなきよう。
トマトは生命力が強い!
すいか農家やってるとよく思うことですが、すいかって栽培初期はかなり気を遣います。
定植〜活着までに苗を枯らさないよう、こまめに圃場を回ります。
それに比べて、トマトの生命力の強さたるや。
苗床の土を十分湿らせた状態で定植すれば、まず間違いなく活着します。
栽培初期は失敗のリスクが多いものです。
あらゆる作物の中でも、トマトは初期のリスクが少ない方なので、初心者でも十分取り組めます。
脇芽からも根が生える。
これはトマトの脇芽です。
トマト栽培ではこの脇芽を逐一摘み取っていくんですが。
この脇芽を水に差しておくと根が生えます。
そのまま土に植えると育ち始めます。w
なんなら花まで咲かせて実もつけるらしいです。www
生命力の塊ですね。
ほとんど水を必要としない!
トマト栽培は基本的に潅水を必要としません。
むしろ、なるべく圃場を乾かした状態で生育するのが基本です。
これはトマトの生命力が強いからですね。
トマトの実の塊を「花房(かぼう)」といいます。
読んで字のごとく、元々は花が咲いていた部分です。
この花房は、トマトの木がだいたい人間の目線の高さになるまでに6つは作ることができます。
しかし、水をあげすぎると、生命力の強いトマトの木はどんどん背を伸ばしていきます。
そうすると花房と花房との距離が大きく広がり、人間が収穫できる高さまでの花房の数が減ってしまいます。
土の表面が乾いて見えても、トマトは地中の微量な水分を吸って十分いきていけるので、無理に水やりをする必要はありません。
とにかくたくさんとれる!
トマトはたくさんできます。
1つの花房から、多ければ5、6個収穫できます。
そして1株で6花房、数株植えて育てれば…
間違いなく、夏の食卓はトマト三昧になりますwww
トマトが好きな人にはたまらないですね!
でも結局、収穫期に入ると一気に食べ頃になるので、食べきれません。
だから、ご近所さんやお友達にお裾分けするといいでしょう!
食べ方が多彩!
トマトの魅力は「生でもよし、加熱してもよし」という使い勝手の良さですね。
家庭菜園のトマトは、スーパーで買うトマトと違って完熟収穫ができます。
スーパーのトマトと食べ比べればすぐにわかります。
完熟収穫のトマトは本当に美味しいですよ。
生の美味しさをそのままサラダに乗せるのも良いですし、火にかけて水分を飛ばし、旨味を凝縮するのも良いでしょう!
2年も前の投稿ですが。
大学で消耗していたころでも、家庭菜園の野菜のうまさは知っていたのか。
我ながら豊かな人生!
1つだけ注意点!
ほとんど水を必要としないトマトですが、最後まで水を与えなくて良いわけではないんです。
これはいわゆる尻腐れという現象です。
トマトが実をつけ始めると、より水分を必要とします。
着果時にあまりに水分が不足すると、このような尻腐れの症状が出てしまいます。
トマトが実をつけ始めたら、数日に1度は水をあげましょう。
土づくりの段階で「苦土石灰」を撒いておきましょう。(苦土:マグネシウム/石灰:カルシウム)
これさえ気を付けておけば、初心者でも育てられるのがトマトです。
今年の間にトマトについて勉強して、来年は自分で作ってみてはいかがでしょうか?