田舎のおじさん達の名言集。人との縁も僕らのアドバンテージ。

ども!梅田(@crfmuc0nd)です。

 

田舎で農業やってると、会議や飲み会の相手はほとんどがおじさん達。

もちろん他の若者もいますが、数でいえば圧倒的におじさんが多いですね。

昨日はたまたまスイカ生産者の会議で、68歳の農家さん×3と僕というおそろしいメンツ。笑

でもこんなことはざらです。

ひょっとすると、「老害に圧迫される若者の図」が浮かんできそうですね。

都会だと、そうかもしれない。

でも、田舎は違う。

いや、僕の住むこの阿武町・福賀という地域には、そうではないおじさん達がいるんです。

福賀のおじさん達の名言集

今回は、そんな僕らの田舎のおじさん達の名言を紹介していくことにしましょう。

新しい名言が飛び出したら書き加えていきます。

はあワシらのやってきたことは通用せんようになる。これからはお前らの時代じゃけえのう!

MEMO
はあ=もう。すでに。

過去の栄光を話したがるっちゅうことは、せぇほど(それほど)年を拾ってしもうたんよ。

僕の周囲にいるおじさん達は、滅多に自分たちの過去の栄光を自慢げに語ったりはしません。

昔話のほとんどが、若い頃の失敗の話ですね。

信じられないような失敗談を「ばかじゃったのお〜」という口癖にのせて笑いながら話してます。


俺らぁはブログとか、なんとかフェイスとか、そういうもんはいっそ分からんけど、そういうのが使えんにゃあいけん時代なのはよう分かる!どんどんやっておくれ!

MEMO
いっそ=まったく。全然。

”フェイスブック”もろくに言えないのに、ブログやSNSの重要性を感覚でわかってるってすごくないですか?

結局は危機感の違いなんでしょうね。

これからの時代を勝ち抜くために必要なものを感覚でキャッチできるアンテナを持っているんです。

ただ、現実として使い方はまったく分からないし、周囲に使える人間がほとんどいなかったために、どうにもできないジレンマがあったそうです。

こういう分野ではやたらとアテにされてしまいます。

僕もまだ勉強中なんですけどねぇ。笑


俺らあみたいな年寄りに褒められることばっかりやっとったんじゃあつまらんでよ!

「あいつは何を考えとるんかのう?」と思われるようなことを仕掛けていけよ!おぅ?ええのぅ?

MEMO
つまらん=良くない。いけない。

無茶振りと思えるかもしれませんが、これはマジですごい発言だと思いました。

これまでの常識、価値観で測りきれてしまうことをやっても前に進めないんだと、この人たちは分かっているんですね。

これまでの常識の世界で生き抜いてきた当の本人達からこういう発言が出るのは貴重なんじゃないでしょうか?

つまらないプライドなんてないんでしょうね、きっと。


しょせん俺らぁのすいかは10000玉もないんやから、数じゃあ勝負できん!

とにかく「福賀すいかの味」のファンを作りたいと思っとるんよ!

単純な客ではなく、「ファン」を作る。

「”影響力”は21世紀の資本」とも言われていますが、それを見抜いているかのような発言。

大好きなアイドルや芸人のグッズなら少々高くても買いたくなるのがファンというもの。

最近ではユーチューバーもそんな感じですよね。

それがまさにアイドル、芸人、ユーチューバーのもつ”影響力”

影響力があれば、商品が売れるんですよね。

福賀のすいかも、影響力で売る商品にしていきたいというわけ。

きっと僕は、そのためにこうしてブログをやってるんだと思います。


ワシらの頃に比べたら、同じクラスの人数にしたってずいぶん減ったろう?

けど、日本の面積は変わっとらん。

あっちこっちに仲間を作っとけよ!

昔は同級生だけで何人もいて、その仲間だけでもずいぶんバリエーションが豊かでした。

今はそうではありません。特に田舎は。

僕の地元の同級生も6人ですし。

何かに挑戦するには、バリエーション豊かな仲間を増やしていかなくてはなりません。

そのためには、知らない土地の人にもしっかりアンテナを張ることがいかに大切かを語っています。

「人口が減っても面積が変わらないってことは、その分1人あたりの活動面積を増やしていくべきだ」という、新時代の発想です!

現状に甘んじない”攻めの姿勢”が勝てる田舎をつくる

こういうおじさん達は、僕ら若者に古い常識を押し付けたりしません。

常識は放っておけば古くなるということを分かっているんですよね。

だから、現状維持で良いとは思っていないわけです。

常に、「何かできないか」と、地域の可能性を模索し続けて来た人たちなんですね。

こういう人たちの攻めの姿勢は、田舎が生き残っていく重要な要素です。

年配の人たちが守りに入っていたら、若者の考えなんてすぐに押しつぶされてしまいますから。

 

「ここには可能性がある。」と、日々感じながら仕事してます。

そう感じさせてくれるのは、僕ら若者を応援してくれるおじさん達の存在があるからだということを言っておきます。

こんな田舎、そうそうありませんよ?