https://twitter.com/crfmuc0nd/status/996728715563253761
農家にとって農地は「資産」です。
しかも、価値をコントロールできる資産です。
例えば、
僕の管理するスイカのビニールハウスは、1棟でおよそ90玉ほど収穫することができます。
「少なっ!小さいハウスなのかな。」って思ったそこのあなたはきっと一般的なスイカの実らせ方をご存知なのでしょう。ぜひこちらの記事も。
量産型スイカなんてワクワクしないでしょうよ!仮に、90玉のスイカに対して平均単価が1玉1500円で売れたとしましょう。
1500円×90玉=135000円
となるので、僕のビニールハウスは「135000円を生み出す資産」と言うことになります。
でももし、これを1玉2500円にすることが出来たら、「225000円を生み出す資産」に変えられることになります。ということは、1玉5000円なら…!!
これからのことを思えば、休耕地や放棄地の活用を考えるならともかく、農地でない場所を開墾して農地面積を拡大するのはあまりにも現実味がありません。
だったら今ある土地の作物の単価を高め、農地の資産価値を高めるマインドを持ったほうが未来が明るいですよね。
もちろんそのためには付加価値を高める手腕が必要ですし、販路を開拓するスキルも必要です。
作物の品質を高めるのは言わずもがな。どれも簡単ではありません。
ですが市場に流して量販店を出口にしている限り、価格の決定権は農家にはありません。
作付面積の小さな産地は巨大産地に追いやられ、疲弊していくのみです。
まずはスイカを5000円ベースに乗せることを大きな目標とし、明るい未来に向けてせっせと頑張ります!