1株1果どりでスイカを作るのはリスクがいっぱいですね〜。
そしてリスクは悲しみと共にあります。
鳥獣害は本当に気が狂いそうです。
スイカをカラスに食われた!クレイジー・ファーマー、いよいよホントに気が狂いそう。でも、スイカ栽培にはもうひとつ、避けて通れない悲しみがあります。
スイカが割れる。どんどん割れる。
昨日までの大雨のせいで。
午前中まるまる使って、30玉ほど運び出し。 pic.twitter.com/jQNDQWTQgi— 梅田将成@山口県阿武町🍉ブログ開始! (@crfmuc0nd) 2018年7月2日
ああ、なんかもうガックリきますね。
これ、昨日と一昨日の大雨のせいなんです。
スイカを大きく作るには、いかに初期肥大を確保するかにかかっています。
スイカの外皮が柔らかいうちに、しっかり水をあげて、ガンガン大きくします。
で、後半は一切水を与えず、じわじわ育てながら糖度を乗せていくわけです。
後半に水を与えてしまうとどうなるかというと。
水分で一気に成長する果肉に対して、硬くなった外皮がついていけず、割れてしまうんです。
スイカ栽培で最も嫌な仕事。
割れてしまったスイカを、いつまでもビニールハウスの中に放置するわけにもいきません。
炎天下のハウスの中に置いておけば、あっという間に腐り、あり得ないような臭いが立ちこめます。
だから、せっせと圃場から運び出します。
ぐ考える梅田
カラスにつつかれたスイカも合わせて、軽トラにごっそり積みました。
この仕事のやるせなさというか、情けなさというか。
お天気ばかりはどうにもなりませんね。
リスクをとる上での覚悟。
でも、まだ大丈夫。
もちろんかなり落ち込んでますが、覚悟していたことです。
1株1果で育てるってことは、こういうことなんです。
例年、全体の1割は出荷にたどり着けません。
僕は今年、約1300株植えたので、130株分はダメになるという想定で考えるわけです。
もっといえば、僕は今年のスイカの収益見込みを出荷率8割で計算してるので、まだ焦らなくても大丈夫。
大事なのは、しっかり生き残って、畑で出荷を待つスイカたちですね!
ぶっちゃけ、今年のスイカはかなり良いですよ!
リスクをとってでも目指す美味しさがあります。
「福賀のスイカじゃなきゃダメだ!」
という声に応えるためにも、まだまだ負けられません。
福賀スイカの注文方法も近いうちに記事にしますんで、もう少々お待ちを!