ども!梅田(@crfmuc0nd)でございます。
みなさん、今年の秋は奈良がアツいんですが、ご存知でしたか?
ひょっとしたら僕が1人で勝手に盛り上がってるだけなのか…?w
興福寺がアツい!
興福寺とは?
興福寺は、奈良の東大寺などと並ぶ南都六宗のひとつ「法相宗」の大本山です。
三論宗・成実宗・法相宗・倶舎宗・華厳宗・律宗の6つ。
「興福寺」としての歴史は平城京と同じくするため、710年とされていますが、前身となる「山階寺」の起源は669年まで遡るそうです。
場所はここ!
鹿で有名な奈良公園や奈良県庁、奈良国立博物館などがすぐ近くにあります。
失われた伽藍
被災の歴史
興福寺は、その長い歴史の中で伽藍の破壊と再生を繰り返してきました。
これらの建築物の配列のことを”伽藍配置”と言います。
興福寺に残されている資料で数えても、創建から現代に至るまでに100以上の火災にあっているそうです。
被災するたびに再建されることが江戸時代中期ごろまでは続いていました。
ところが1717年に中金堂が被災した時には江戸幕府の財政が苦しい時期で再建のための援助が得られず、再建に100年を要したそうです。
この時建てられたのはそれまでよりも一回り小さな「仮堂」でした。
神仏分離・廃仏毀釈の矢面に。
明治に入り、政府の方針で神仏分離が進められます。
この余波によって、寺院に対する破壊行為が行われるようになりました。
寺社仏閣が好きな若い人に知って欲しい!お寺と神社が区別された歴史について。〜「神仏判然」編〜 寺社仏閣が好きな若い人に知ってほしい! お寺と神社が区別された歴史について。〜「廃仏毀釈」編〜さらに政府によって広大な土地も接収されてしまいます。
みなさんが鹿とたわむれる奈良公園は全て興福寺の敷地だったものを国が取り上げたものです。
現在の県庁や国立博物館のある敷地も同様です。
この時、中金堂の仮堂も取り上げられ、警察署や県庁として使われたそうです。
老朽化が進むも、再建が叶わず。
中金堂の仮堂は1871年に国から変換され、本尊を納める本来の役割を果たしていましたが、老朽化により1975年に解体、現在は講堂の跡地に仮堂を建てて本尊を安置している状態です。
中金堂だけでなく、興福寺には失われたままの伽藍がいくつもあります。
興福寺には本来、中金堂・東金堂・西金堂という3つの金堂がありましたが、西金堂も江戸期に中金堂と共に消失し、現在まで失われたままです。
現時点では五重の塔の隣に建つ東金堂のみ、本来の金堂としての役割を果たしている状態です。
300年の悲願!中金堂再建!
しかし、ついに!
失われた中金堂が再建されます!
仮堂をカウントしなければ、1717年に焼失して以来なので、実に300年の時を経ての再建となります。
梅田将成
この秋は興福寺へ!一般公開は10/20から!
この機会に、ぜひ興福寺に行かれることをオススメします。
1300年の歴史を、肌で味わって欲しいですねぇ!
10月の初旬に落慶法要が執り行われ、10/20(土)より一般公開となります。
以下、興福寺のHPより拝借!
拝観時間:9:00~17:00(入堂は16:45まで) 年中無休
拝観料
大人・大学生 中高生 小学生
個人 500円 300円 100円
団体30名以上 400円 200円 90円
身障者 250円 150円 50円
そうと決まれば、早速宿をとって奈良へ行く段取りを!
梅田将成