中金堂が再建落慶した興福寺へ行ってきた!興福寺の参拝は春日大社とセットがオススメ!

興福寺 春日大社

どうも!ウメダ(@crfmuc0nd)です!

 

ウメダ的、この秋最大のイベントはズバリ、

奈良県にある興福寺の中金堂再建落慶でしたね。

10月に再建の落慶法要が行われ、今では一般公開されています。

興福寺中金堂についてはこちらの記事もご覧ください!

【10/20から!】今年の秋は奈良がアツい!再建される興福寺中金堂を見に行こう!

11月の下旬に念願の参拝がかなったので、この感動をお伝えします!

天平の色彩をそのままに再建!

興福寺には境内と外との境目がありません。

明治初期に、廃仏毀釈の波を受けて、取り壊されてしまったからです。

奈良県庁手前の交差点から入っていくと、まずは東金堂と五重塔が見えてきます。

奈良 秋

写真は冬に行った時のものなので、どこか物寂しい…

しかし!

ここから振り返ると、見事に再建を果たした中金堂がそびえ立ってます!

興福寺 中金堂

いやあ、壮観ですねぇ〜!!!

大きさもさることながら、目を惹かれるのはこの色彩!

記録を元に、創建当時の色彩を再現しています。

やっぱり朱色が映えますね。

真正面に立つと圧倒的存在感!

正面から見るとこんな感じ。

興福寺 中金堂

まさにそびえ立つ、って感じです。

圧倒的存在感。

中にちらっと仏像が見えてますが、中金堂の中では撮影禁止

どんな仏像が安置されているかは、入ってみてからのお楽しみです!

興福寺のあとは春日大社へ。

本当は、興福寺だけで1日中満喫できるんですけど、どうせなら春日大社もセットで参拝しておきたいですね。

興福寺の南側に三条通が通っていて、そのまま春日大社の参道に繋がっています。

参道は神聖な鹿の道。

参道を歩く間、ずっと鹿がこちらを見てきます。

春日大社

春日大社に祀られる武甕槌命(タケミカヅチノミコト)が、天界から白い神鹿にまたがって降りてきたという言い伝えから、奈良の鹿は神聖なものとして扱われています。

春日大社の本殿に向かう間じゅう、あちらこちらから鹿が顔を出してきます。

奈良 鹿

どんな気分で僕ら人間を見てるんでしょう…。

いよいよ本殿に参拝!

通常の参拝は、本殿手前の参拝所で。

奈良 春日大社

500円を支払うと、本殿の目の前で特別参拝をすることができます。

これが、間近で見ることができる本殿。

奈良 春日大社

本殿で直接参拝することができるわけですが、神様がいらっしゃる場所ということで、真正面からの写真撮影は禁止なので気をつけましょう!

興福寺と春日大社の繋がり。

春日大社の本殿を見ると、何か思い出しませんか…?

興福寺 中金堂 奈良 春日大社

これならピンとくるはず!

そう、春日大社の本殿と、再建された興福寺中金堂の色彩がそっくりなんです!

偶然じゃありませんよ?

 

創建当初から興福寺と春日大社には強い結びつきがありました。

興福寺も春日大社も、藤原氏によって創建されたものです。

藤原氏と言えば、平安時代の藤原道長が有名ですが、奈良時代にも強い権力を持っていました。

興福寺、春日大社はそれぞれ藤原氏の氏寺・氏神として強く結びつき、繁栄を誇ったとされています。

 

しかし、明治に入って政府が命じた神仏分離によって、双方の結びつきは分断されました。

天皇を補佐する摂関家として歴史の古い藤原氏が、率先して政府の方針を実行しなくてはならなかったからです。

それから150年の間、興福寺と春日大社を一体に感じることは難しくなりましたが…

興福寺 中金堂 奈良 春日大社

こうして改めて見ると、お寺と神社の繋がりの強さを垣間見ることができますね!

 

この秋に再建された興福寺の中金堂はしばらく奈良観光の目玉になることは間違いありません。

ですが、せっかく奈良を訪れるなら、春日大社もセットで参拝しておきたいところです!

興福寺中金堂の色彩をその目に留めておいて、春日大社の本殿の目の前に立った時、一味違った感動を味わえるかもしれませんよ!