ど素人から農家になった男が農業から学んだ、仕事との向き合い方。やるべきことを見失わないために。

ども!

人生を耕すクレイジー・ファーマーうめちゃん(@crfmuc0nd)です!

 

僕は大学やめて農家になったので、企業に勤めた経験がありません。

だから、サラリーマンや公務員をやってる同世代と比べると、

「社会人に必要な心構え」

「優秀な社会人に共通すること」

とかはあんまり身についてないんだろうなあ、と思ったりします。

もちろん「社会人に必要なものとはなんぞや?」と聞かれても、答えはいっぱいあると思うのであまり気にしてないんですけどw

でもそんな僕も、農業を通して「めっちゃ大事だなこれ。」と感じたことがあります。

それが「仕事との向き合い方」

きっと農業以外の仕事にも通じることなんじゃないかと思って、こうして書きとめることにしました。

「3つの仕事」を常に意識する。

ズバリ、農業には「3つの仕事」があります。

https://twitter.com/crfmuc0nd/status/1214896725703266310?s=20

地獄の「マイナス仕事」

気温や天候と向き合う農業は、どうしても不安定な部分が多いですね。

その中で、予想以上の損害が出ることもあります。

豪雨とかやられると、スイカはもう涙目です…

https://twitter.com/crfmuc0nd/status/1143356267492024321?s=20

こういう裂果や病気になった作物を、いつまでも畑に置いておけません。

無事な作物にまで被害が出ます。

だから、回収して廃棄する作業はしなければいけません。

これが「マイナス仕事」

この仕事は1円にもならない

時間と体力だけ消費していく…

マイナス仕事は本当に地獄です。

 

農業は他の仕事に比べると「マイナス仕事」の比率が多い方だと思います。

少なからず覚悟は必要です。

最善を尽くす「ゼロ仕事」

覚悟は必要、とは言ってもできればマイナス仕事は避けたいですよね。

そもそも損害を出したくない…

だから僕は損害を防ぐための「ゼロ仕事」を意識してます。

害虫の被害を防ぐために薬品散布したり、鳥よけのネットを張ったりするのがまさにこれ。

こういう仕事は、やってる時には収益を産まないし、地味で面倒なことが多いんですが、

損害を防ぐということは長期で見ると収益に繋がるということ。

だからこの仕事は本当に手を抜けません。

損害が出てから「こうしとけばよかった…」と思うのが一番キツイです!

自分は今「何仕事」してる?

収益を生んでいるのか。

損害を未然に防いでいるのか。

出てしまった損害に対応しているのか。

これは農業に限った話じゃないはず。

どんな仕事にもプラス仕事、ゼロ仕事、マイナス仕事がありますよね?

でも、その比率は仕事によって違うかも。

だから、自分の仕事を作業ごとに整理してみるといいかもしれません!

https://twitter.com/crfmuc0nd/status/1239854516616364034?s=20

記録をとるようにすると、「いま自分はプラス・ゼロ・マイナスのどの仕事をやっているのか」を意識するようになると思います。

さらには、3つのどれにも当てはまらないことをやってるとそれも見えてくる。

3つのどれにも当てはまらない作業は、ぶっちゃけやらなくても良い無駄な仕事かもしれません!!

(よくわからない打ち合わせとか、会議とか、出張とかね。)

 

自分の仕事を常に整理しておけば、やるべきことを見失うことなくステップアップできるんじゃないでしょうか?

僕自身も、「3つの仕事」の視点でログをとるのは初めての試みなので、どんな結果が出るか、自分の仕事にどんな変化が現れるか楽しみです!

仕事の向こうにはお客さんがいる。

もうひとつ、農業から学んだ大事な話。

僕ら農家は、最終的に人の口に入るものを作っています。

だから、常に食べてくれるお客さんの存在を気にしながら仕事してます。

福賀 スイカ

僕らが手を抜けば、手を抜いたものがお客さんの口に入ることに。

やっぱりそれは許されないなあ、と思いますね。

僕らがどんな仕事をしようとも、その先にはお客さんがいる。

ただ畑で作ってるだけじゃ気付かないことですが、

お客さんの目の前でスイカを切って食べてもらったり、お世話になってる人に贈ったりするとひしひしと実感します。

https://twitter.com/sakaeruman/status/1155431768318599168?s=20

結局、仕事と向き合うっていうのは「お客さんと向き合う」っていうことなのかもしれませんね!

「プロ」であるということ。

これに関しては以前にnote書いたのでそれを読んでもらえたらと思います。

プロであるということ。−note

駆け出しだろうとベテランだろうとお客さんには関係ない

品物のクオリティが全て、言い訳しないのがプロ

という内容で書いてます!

マッチョな結論かもしれませんが、プロとしてやっていく以上は逃げられないと思ってます。

みんなの仕事にもきっと活かせるはず!

ということでまとめると!

プラス・ゼロ・マイナスの「3つの仕事」を意識する

仕事の向こうにはお客さんがいる

プロとしての自覚を!

きっと、農業以外の仕事にも通じることがあると思います。

僕もこの考え方で仕事と向き合って、スイカとほうれん草で450万円くらいは売り上げられるようになりました。

まだまだ伸ばしますよ〜!

みなさんもぜひ自分の仕事に生かしてみてくださいっ!