農業の現場で「生き方に出会いなおす」きっかけを。「援農」のもつ可能性を考える。

援農

ども!

人生を耕すクレイジー・ファーマーこと、うめちゃん(@crfmuc0nd)です!

 

今回は「援農」についてのお話。

援農ってなに?

「農」を「援(たす)ける」って書くけど、ボランティア?アルバイト?

初めての人にはピンと来ないかもしれませんね。

援農とは。
農作業の忙しさのピークに合わせて、期間限定のシーズンワークとして行う農作業アルバイト。

基本的に、働く期間は産地に住み込みとなる。

今、各地で「援農」の取り組みが盛り上がっています。

援農の特徴 ただの農業バイトじゃないの?

農作業のアルバイトってそんなに珍しくありません。

農業が盛んな地域に行けば、個人や農協で求人を出しているものをよく目にします。

でも。

援農、とは単なる農作業アルバイトではないんです。

農家さんが個人で人材を募集するのではなく、コーディネーターが全体を取りまとめ、「働きながら田舎そのものを体感するプログラム」としてデザインされているものもあるんです。

仲間たちとの共同生活

各地で実施されている援農プログラムの多くは、参加者がシェアハウスで共同生活を送るのが特徴になっています。

援農

奈良県下市町での援農参加者の共同生活

右も左もわからない、初めての土地でしばらく生活することになります。

ひとりっきりだと心細い時間も、同じ仕事をする仲間と一緒なら楽しく過ごすことができるかもしれません。

(もちろん、1人の時間が好きな人もいるでしょうから、共同生活は向き不向きがありますが…。)

お試し移住の側面がある

援農が、よくあるその辺の「田舎暮らし体験プログラム」と違うのは、

仕事をしながら生活すること。

暮らしを知る、っていうのは、ただ美味しいもの食べたり、綺麗な景色を眺めるばかりのものではありません。

援農

愛媛県西宇和郡 みかんの援農の様子

毎日寝て起きて仕事をする「リズム」というか、時間の流れ方」のリアルな部分を感じなければ、その土地で暮らすイメージは湧いてきませんよね。

さらに言えば、地域に暮らす人たちの雰囲気も、暮らしていく上でめちゃくちゃ大事です。

こういう部分は、田舎暮らし体験とか、移住体験ツアーではなかなか見えてこないもの。

援農は、実際に仕事をし、収入を得ながら地域で暮らしていくことになるので、その地域のリアルを肌で感じることになります。

つまりは「お試し移住」

地方移住を本気で考える人には、かなりオススメです。

生き方に出会いなおす。

もちろん援農は、農業に興味がある人・農業を始めたい人が参加するのはとても意義深いです。

これについては以前の記事にも書いています。

農業を始めたい!の、その前に。考えるべき5つのこと。

でもそれだけじゃない。

僕は、援農をこんな人たちにもおすすめします。

今の自分の生き方に疑問を抱いている人

 

「人生を変えたい」とは思ってるけど、何をすれば良いかわからない人

 

自分の可能性を広げたい人

こういった人たちが、自分の知らなかった、考えたことのなかった別の生き方に「出会いなおす」きっかけになるのが援農です。

農家さんの生き方に出会う。

僕も農家なので、ここで思い切って「人生の先輩」とか言っちゃうのは気が引けますが、、、笑

生き方として「農業」を選び、その道を進み続ける人の姿を間近で見るという機会も、普通に仕事してたらなかなかないんじゃないでしょうか?

愛媛県西宇和郡の援農参加者とみかん農家さん

例えば、

農業を選択した理由。

 

今でも農業を続ける理由。

 

作物との向き合い方。

 

暮らしや仕事の中で日々感じる嬉しいことや辛いこと。

こういう深い部分も、一緒に仕事をすることによって話が聞けると思います。

こういう話、気軽に取材に行ったって話さない農家さんの方が多いですから。

そこにはきっと、これからの生き方のヒントになることがたくさんあるはずです!

十人十色の人生をもつ参加者に出会う。

自分と違う人生を歩んでいるのは、農家さんだけではありません。

一緒に援農に参加する他の参加者も、それぞれにまったく違った人生を歩んできています。

京都府和束町の援農での共同生活。僕が送ったスイカを堪能してもらいました。

生まれ育った環境も、出会ってきた人々もバラバラ。

都会で働き続けることに疲れ切った人。

これから新しいことに挑戦しようとしている人。

旅をしながら時々、根を下ろして仕事をする人。

各地域・各シーズンの援農の現場を渡り歩く人。

そんな全く違う人同士が、農業の現場で出会うんですね。

 

どうです?

ワクワクしませんか???

 

今まで自分が経験したことのない生き方をしている人に出会う。

その出会いにはきっと、自分の知らなかった世界の入口があります。

援農は、「生き方に出会いなおす」時間になるんです。

 

僕自身、2年前のスイカ援農に参加してくれたすえぽん(@ysgenfu)と出会ったことでこのブログを始めました。

ブログを始めたことでツイッターに力を入れ始め、ツイッターを通じてまた新たな出会いが。

今では、数年前の自分では想像もできなかった生き方をしています。

「ブログで収入を得る」ことを暮らしの一部に組み込む生き方に、僕は出会いなおしたわけですね。

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