梅田がコテコテの好みで選ぶ、京都のオススメ寺社仏閣まとめ。

ども!梅田(@crfmuc0nd)でございます!

京都に遊びに行く理由は人それぞれ。

寺社仏閣はもちろんですが、美味しいものを食べに行ったり、ショッピングに行ったり。

必ずしもお寺や神社を巡りたいわけではないと言う人もいるでしょう。

ですが、せっかく京都に行くのなら、ちょっとくらいお寺や神社にも足を運んで欲しいものです。

今回の記事は、寺社仏閣が好きな人にも、そうでない人にもオススメしたい場所をまとめさせていただきます。

注意
紹介するお寺や神社の全てではなく、あくまで僕が”オススメする部分だけ”を抽出しております!

建仁寺

オススメの時期:通年

日本に臨済宗を持ち帰った栄西が京都で最初に開いた、京都最古の禅寺です。

風神雷神図屏風(俵屋宗達)

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風神雷神 | The Wind and Thunder Gods

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建仁寺は俵屋宗達の描いた風神雷神図屏風を所有していることでも有名です。

風神雷神図屏風
建仁寺で展示してあるものはレプリカです。

本物は京都国立博物館で管理されています。

潮音庭

四方を囲む回廊から眺める小さな庭園。

みる角度によって違う表情を見せてくれます。

予約いらずで写経体験ができる!

写経と聞いて、ためらう人もいるかもしれません。

もったいない!

とても簡単なので、いちどはやってみることをオススメします。

用紙も、筆も全て用意してあります。

しかも、すでに用紙には般若心経が薄くプリントしてあるので、なぞるだけです!

事前予約は必要なく、代金は1000円。

できたものはお寺に納め、御朱印を拝受することができます。

(この際の御朱印には別途料金はかかりません。)

場所はこちら

建仁寺塔頭 両足院

両足院は、建仁寺境内にある、建仁寺の塔頭寺院のひとつです。

塔頭(たっちゅう)寺院
なくなった祖師や高僧の弟子が師の徳を敬って建てる寺院。

オススメ時期:6〜7月

半夏生の庭園

両足院は平時は非公開となっている寺院です。

夏と冬の特別拝観の時だけ、参拝することができます。

特にオススメしたいのが夏の特別拝観。

庭園の池のほとりを、半夏生が群生します。

半夏(はんげ)生ず、と言う言葉の通り、半分くらい夏になったと感じる季節がもっとも見頃。

夏の特別拝観の目玉であり、両足院の代名詞的景観です。

少しだけ特別な写経体験。

両足院の写経体験は予約制なので、少し勇気がいるかも知れません。

しかし、ここではただ書くだけではありません。

写経を始める前に、塗香(ずこう)で心を整えます。

粉末状のお香のことで、手のひらにすり広げることで、心を落ち着け、身を清めるものです。

自然と集中力が増すような気がしますね。

ちなみに写真は僕の私物です!笑

場所はこちら

両足院は平時非公開ですが、写経体験や座禅体験は平時から受け付けているので、チェックしてみてください。

両足院ホームページ

大徳寺塔頭 高桐院

大徳寺の巨大な境内の中にある、高桐院。

豊臣秀吉の配下で七将に数えられた細川忠興が開きました。

細川忠興は利休七哲にも名を連ねた茶人でもあり、三斎流という茶の流派の開祖でもあります。

オススメ時期:通年

本坊へと伸びる参道

高桐院を知っている人なら、まず思い浮かべるのがこの参道の構図。

山門をくぐるとこの参道が奥へと伸びています。

一歩進むごとに、日常の喧騒から離れた非日常へと引き込まれていく感じがたまりません。

紅葉の時期にはまた違った表情を見せてくれます。

静かな庭園で亡き妻を偲ぶ

細川忠興の妻といえば、キリシタンとして有名な細川ガラシャです。

忠興は妻ガラシャを深く愛していたとされています。

関ヶ原の戦いの折、忠興が出征中の所にガラシャへ襲撃があり、人質となることを拒んだガラシャは自害。

非業の死を遂げました。

高桐院の建立は関ヶ原の戦い後の1601年なので、亡き妻を偲ぶための場所なのかも知れません。

忠興はこの庭の静けさに、亡き妻を偲んだのでしょうか。

あくまで想像ですが。

ちなみにここには忠興とガラシャのお墓もありますので、拝んで行くと良いでしょう。

場所はこちら

注意
高桐院は現在、本堂の屋根瓦の葺き替えと耐震工事のために拝観できなくなっています!!

拝観が再開されるのは2019年の4月からの予定です。

祇王寺

オススメ時期:新緑の季節

平家物語にも登場する、平清盛の寵愛を受けた白拍子「祇王」に由来するお寺。

白拍子(しらびょうし)
平安時代に始まった歌舞と、それを舞う遊女のこと。

祇王は平清盛の寵愛を受けていましたが、自分が紹介した別の白拍子に清盛の気持ちを奪われてしまい、都を追われてしまいます。

妹、母親とともに出家し、入山したのがこのお寺。

心を痛めてしまったら。

祇王寺には、もみじと苔の美し庭園があります。

かつての祇王も、この庭を眺めて痛めた心を癒したのかも知れません。

もし何かに疲れてしまったら。

もう一度前を向けるようになるまで、ここでぼんやり庭を眺めるのも良いかも知れませんよ?

緑の美しい、新緑のシーズンに行かれることをオススメします。

場所はこちら

立本寺

日蓮宗の本山のひとつ。

オススメ時期:7月〜8月

混雑しない!隠れた蓮の名所!

こう言ってはなんですが、立本寺には代名詞と言えるような庭園があるわけではありません。

しかし、僕としてはそれが良い!

立本寺には本堂の前に蓮の鉢が並べられていて、夏には美しい花を咲かせます。

蓮の花も、京都では人気の写真ネタで、シーズンには多くの人が写真を取りにいろんなスポットを回ります。

蓮の花は午前中しか開いていないので、有名どころになると人が集中してちょっと混雑します。

しかし、僕はこの立本寺の蓮を見に行った時、他の参拝者に出会った試しがありません。

意外と知られていない、混雑知らずの蓮の名所ですね。

場所はこちら!

早朝を狙うならここがオススメ!

下鴨神社

糺の森の早朝散歩はいちど体験してもらいたいですね。

神社も門があるわけではないので、自由にお参りできます。

伏見稲荷大社

早朝の伏見稲荷大社には、日中では決して感じることのできない独特の空気感があります。

風に揺れる木々の音と鳥の声と自分の足音だけ。

本来の「聖域」としての伏見稲荷大社を全身で感じて見てください。

東福寺

東福寺でオススメしたいのが、毎週日曜日に行われる日曜坐禅会

予約は必要なく、誰でも参加することができます。

現存する最大・最古の禅堂は国の重要文化財であり、特別公開のタイミング以外は、坐禅会でしか入ることができません。

時間は朝6:30から。

しかし、参加者の有志で、6時頃から禅堂の掃除をしています。

掃除をしているのはほぼ地元の人だけですが、ぜひ掃除から参加することをオススメします。

早朝は拝観を受け付けていませんが、臥雲橋は拝観受付の外なのでいつでも歩くことができます。