体感したこと。
ど田舎移住は「何かしたい人向け」。
「適度な田舎暮らし」が生きるハードルを下げてくれる。
そこそこ便利
そこそこ仕事ある
そこそこ人がいるから社会に紛れることもできる
家賃安い
物価安い
農園できる
釣りできる都会からど田舎に行かなくていいから。
目指すは適度な田舎。
— ツジタケシ (@nirlog_net) June 6, 2018
田舎暮らしに憧れている人がやりたいことって、ほとんどが「適度な田舎」で実現できること。
もしそれでもまだ満足できなかった時に改めてド田舎に行けばいい。
でもなぜか家庭菜園をやりたいだけで、いきなりド田舎に行こうとする人がいる不思議。#田舎暮らし https://t.co/OWALoioHxS
— カンタ / いなビギ! (@inabigi) June 6, 2018
どういう田舎が「適度」なのかは人それぞれだとは思いますが。僕にとっては今住んでる阿武町福賀はちょうど良いですよ。
まあ、それぞれの「ちょうど良さ」にあっていない土地を選んでしまい失敗するケースが多いのはまぎれもない事実です。
そしてその事実を知って地方への移住に足踏みする人がいるのもまた、事実なんですよね。
地方移住に関して、地域側のマインドについての記事は前にも書きました。
移住・定住にとらわれるといつの間にやらがんじがらめ。今回は、移住を考える人向けに、山口県の山奥からの目線でちょっと考えを書いてみます。
最優先すべきことは?
移住を検討し、候補地を考え、絞り込んでいくとき、一番に優先して考えるべきことはなんでしょう?
仕事、大事ですね。これがなければ生きていけません。すでに不労所得を十分に得ていたり、ブログ等の場所を選ばない職業を持っている場合は別ですが。
住む家、これも大事ですね。毎日を過ごす場所ですから、ストレスなく住める快適さがあるか。
でも、仕事も家も、どうにかできる能力ある人はどうにかしてしまうんです。はっきりいって現状で理想の仕事がないなら作っちゃえばいいし、空き家に住む場合もお金次第でどうにでもなります。
問題はスキルもお金もあるのにどうにも出来ないもの。
そう、人間関係ですね。
こればっかりは新参者にはどうにも出来ないことです。
誰とどう関わりながら生きていくことになるのか、ここだけは移住を決定する前にどれだけ手間をかけてでも知る必要があります。自分で納得するまで、何度でも現地に足を運びましょう。
ともかく相性。合わないと思ったら他所をあたって。
はっきり言いますが、田舎に限らず「どっかに住む」っていうことにあると、自分と土地との「相性」がものをいいます。
向き不向きはどうしてもあるんです。特に人間関係は。
だからこそしっかり吟味する必要があります。住み始めてから「この人たちとは合わないいなあ」とか思って後から出ていくとかえって手間がかかりますよ。
地域側も残念な気持ちになるし、お互いに消耗します。
そうなる前に、事前にしっかり地域の人のことを知り、その上で合わないと思ったらさっさと選択肢から排除して、他の候補地をあたりましょう。
向いてる人が来ればいい
もしあなたが移住を検討し、その候補地を見て「ここの人たちとは合わないな」って思ったとしましょう。
それは、その地域が「あなたに」向いてなかっただけのことです。
あなたにとってマイナスだったポイントを、プラスに感じる誰かがいるんです。
僕は、そんな誰かが地方へ来ればと思ってます。向いてない人は来なくていいんです。
僕は行政の人間ではないので、公共性を持ち得ません。好き勝手言います。w
別の記事にも書きましたが地域には「地域に(潜在的にでも)あるもの」しか提供できません。
例えば、僕の住む山口県阿武町の山奥、福賀地区。
スタバはありませんし、コンビニやマックもありません。山と田んぼです。東京のような暮らしはもちろんのこと、地方都市のような暮らしすら提供できません。
人間関係も同じこと。キャラの強い人がたくさんいます。何かと関わって、団結しようとします。
僕はこういう環境は結構すきなんですよ。でも誰もがそうじゃありませんよね。
こういう環境が無理な人は、無理して住むことありません。どうぞ他所の地域をお探しください。
魅力の感じ方は人それぞれ
逆に言えば、阿武町での暮らしは阿武町にしかありません。都会や地方都市はおろか、同じくらいの規模の田舎でも阿武町の暮らしは他にはないんです。
阿武町にしかない人がいて、阿武町にしかない景色があって。
そこに魅力を感じて、可能性を感じてやってくる人がいて、そこで仕事作っちゃう人もいる。
そんなイカしたメンバーが、東京でイベントやっちゃうらしい。まだまだ阿武町、アツイですね!
[2018/6/16(土)@東京]あのマチで ハジマル 6人 ー山口のハジマルマチ、阿武町。ー