どうも、ウメダ(@crfmuc0nd)です。
8月までスイカ農家だったぼくは、秋からほうれん草農家に変身。
次のスイカのシーズンに入るまで、ほうれん草を作ります。
すでに収穫も始まっているんですが、ほうれん草は1年間の間になんども種まき〜収穫を繰り返すので、ほうれん草の栽培行程をぼちぼち記事にしてみようと思います。
ほうれん草の種をまく!
作物の種を畑にまくことを播種(はしゅ)と言います。
播種までにやっておかなければならないこと!
土づくりの記事は余裕があったら書きます。
とりあえず、播種までに済ませておかなければならないことは、
- 肥料散布
- 耕耘(トラクター)
- 転圧
この3行程。
トラクターで耕耘した土はふかふかになっています。
そのままでは空気が多すぎて水がすぐに抜けてしまうので、ローラーを使って土を押さえつけるのが転圧という作業です。
ほうれん草の播種機
これがほうれん草の播種機。
その名も”ごんべぇ”。
ほうれん草以外にも、カブ、小松菜の播種にも使えます。
一応通販でも買えるみたいですが、誰が買うんでしょう?笑
1列ずつ播種。
ほうれん草の播種機は手で押して歩くもので、動力はありません。
こんな感じでほうれん草の種をプールしておくと、ローラーの回転と連動して白いベルトが動きます。
白いベルトには窪みが付いていて、この窪みに種が乗り、一粒ずつ等間隔で畑にまくことができるという仕組み。
播種機を動かしていくと、こんな風に1列ずつ跡がつきます。
まず中央の通路部分を確保します。
両サイド4列ずつ、ぐるぐる回るように行ったり来たり。
その後、どちらか一方ずつ、外に向かって1列ずつ播種をしていきます。
クレイジーファーマー
基本的に気をつけるべき点は2つ。
- 真っ直ぐ種をまく
- 列と列の幅をなるべく均一にする
ほうれん草を密集させすぎると生育不良を起こすので、列と列の間は適度に確保します。
真っ直ぐ進むのが難しい!
1列ずつの機械なので、真っ直ぐ進むのが結構難しいんです。
うーん、ちょっと歪んでますねぇ。
これ以降の列をこのまま合わせていくと、後半にもっと歪みがひどくなるので、修正をかけます。
列と列の間隔が、多少広くなったり狭くなたりしますが、次の1、2列で無理やり真っ直ぐに修正。
お、まずまず良い感じになりました!
足跡は極力少なく!
足跡がついている場所の上を播種機が通っても、きちんと種をまくことは出来ます。
しかし、どうしても地面の凹凸の影響を受けてしまい、播種機を真っ直ぐ押すのが難しくなします。
また、凹凸に躓いて機械が跳ねてしまわないように注意しましょう。
ベルトの穴から種が溢れることがあります。
足跡の上を通るときはゆっくり進みます。
また、できるだけ足跡を少なくするために、同じ場所を歩くようにします。
常に自分の体に近いところで播種機を押した方が、押しやすいのは確かです。
しかし、それではほぼ全ての列で足跡の上に播種機を通さなくてはならなくなります。
4列〜5列ずつは同じところを歩くことで、足跡をつける場所を少なくします。
腕を伸ばして、遠いところの播種機を押さなければならなくなりますが、平らな場所の上を機械が通れば真っ直ぐ種をまけます。
播種完了!
一通りまき終わりました。
ちょーっといびつなところもありますが…まあ良いでしょう!
このあと、発芽に必要な水を撒いておきます。
水あてについては播種〜収穫の間に何度も行い、段階によって水量も変わってくるので改めて記事にしようと思います。
では、今回はこの辺で。