ども!ブログ書くガチ農家の梅田(@crfmuc0nd)です。
先日、2018年度産の福賀すいかの精算に目処が立ち、僕ら生産者の明細もほぼ確定しました。
今年は新規就農1年目ということで、良いスタートが切れたのかどうか見ていきましょう。
公開可能な情報しかお教えできませんが、
地方で農業やりたい!という方の参考になれば幸いです。
クレイジーファーマー
スイカ販売額(売り上げ)
僕は新規就農にあたって、2.5反の土地を取得しています。
10反=1町(ちょう)≒1ha(ヘクタール)=100m×100m
この面積の圃場でスイカを栽培し、「福賀すいか部会」として出荷、販売しました。
売り上げは「福賀すいか部会」が一旦すべて掌握します。
その後、出荷したスイカの重量・等級に応じて玉単価を計算します。
生産者ごとに出荷したスイカの重量と等級はすべて控えてあるので、その数字をもとにそれぞれの生産者に精算していく流れです。
その結果、僕のすいかの売り上げは、
300万円を少し超えるくらいとなりました。
もちろん、これがダイレクトに懐に入ってくるわけではありません。
市場や農協の手数料に始まり、
運賃、箱代、肥料、資材、苗などの代金が経費として差し引かれます。
詳しくは言えませんけど!
出荷率
「福賀すいか部会」の栽培方法では、植えたスイカをすべて出荷することはできません。
本当に美味しいスイカを作るために、リスクを取っています。
【2019年版】僕らは今日もせっせとリスクをとる。シーズン出荷10000玉、幻の「福賀すいか」の栽培の様子をお届け!【摘果】毎年、”出荷率が80%”がクリアしたいひとつの基準。
今年の僕はというと、
およそ78%でした。無念。
もちろん、知人に贈ったり、知り合いから個人的に頼まれて売ったものは出荷数にカウントされていないので仕方のない部分はあります。
しかし、1番の原因は6月下旬の大雨ですね。
目が回るほどスイカが割れましたから。
今日のすいか栽培「すいかが割れる悲しみ編」 それでも僕らはリスクをとって美味しいスイカをつくる。そして、カラスに入られたのも痛かったですね。
天気は仕方ないにせよ、これは防げたはずなので悔やまれます。
スイカをカラスに食われた!クレイジー・ファーマー、いよいよホントに気が狂いそう。
この出荷率はまだまだ改善の余地が残されているので、来年以降は売り上げ伸ばせそうです。
85%をコンスタントに出荷できるようになると良いですね。
スタートアップの経費が少し膨らんでます
僕が使っている圃場は、他の農家さんが使わなくなた場所を譲り受けたものです。
おかげで、ゼロからビニールハウスを建てる必要もなく、初期投資はかなり抑えられています。
ですが、パイプが痛んでいた部分を交換したり、ハウスのビニールを新調したりと、少ないなりにも経費がかかっています。
スタートアップ経費は初年度なのでしょうがないですね。
来年からは経費も落ち着いてくるので売り上げに対する収益はまだ上が見えています。
初年度としてはまずます!
スタートアップの経費が膨らんだ分、手取りとしては少ない年になりました。
手応えとしては、まずますといったとこです。
出荷率80%を下回ってしまいましたが、僕は平均よりも大きな玉を中心に収穫できたので、どうにか300万円に届いた、と言うべきです。
スイカが割れた数を考えると、今年の僕の売り上げ300万円がこれからの最低ラインになりそうです。
現在僕が使っている圃場面積を考えると、玉の大きさに関係なく、出荷率80%〜85%を維持できれば、売り上げ300万円を下回ることはなさそうですから。
この冬が勝負!
収入を増やしていくには、
- 出荷数を増やす
- 経費を抑える
ということが基本になるわけですが、もうひとつは
新しい顧客を獲得することですね。
そのためにブログ始めたわけですから。
来年までにこのブログのアクセスをどこまで増やせるか。
今年書いたスイカ記事はまさに耕した畑に種を蒔いたようなもの。
この冬の間に、大事に大事に育てて、来年には立派な実をつけてやりましょう!